アーティストについて
児玉幸子
児玉幸子は、創発する自然現象を造形に結びつけることに取り組み、形態と動き、視覚と光をテーマにしたメディアアートの創作活動を行っています。長年取り組んでいる磁性流体のアートプロジェクト「突き出す、流れる」、電気通信大学の研究室で開発を開始したデジタルボールプロジェクト、近年取り組んでいる柔らかい色光が変化するライトアートのプロジェクトなどで、視覚的にダイナミックな、時には気づかないほどの微妙な変化を生みだす作品が、国内・海外のミュージアムやギャラリー、公共空間などで展示されています。
1970年静岡県旧清水市(現清水区)生まれ。子供時代に祖父母の家があった南九州の自然に親しんで育つ。北海道大学理学部物理学科卒業、筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻総合造形コースおよび大学院芸術学研究科芸術学専攻修了、博士(芸術学)。東京都調布市在住、電気通信大学准教授、アーティスト。
[受賞歴]
- 2009~2010
- 文化庁新進芸術家海外研修制度により米国にて滞在制作
- 2006
- SIGGRAPH 2006 アートギャラリー 入選
- 2005
- VIDEOEX 2005 International Experimental Film & Video Festival 入選
- 2005
- The Ninth Annual MadCat Women’s International Film Festival 入選
- 2002
- 文化庁メディア芸術祭デジタルアートインタラクティブ部門 大賞
- 2002
- 情報文化学会 芸術賞
- 2002
- デジタルコンテンツグランプリ2001 アート部門 最優秀賞
- 2001
- SIGGRAPH 2001 アートギャラリー 入選
- 1997
- 名古屋国際ビエンナーレARTEC’97 国際公募展入選
- 1995
- 名古屋国際ビエンナーレARTEC’95 国際公募展入選
- 1994
- ふくい国際青年メディアアートフェスティバル準優秀賞
[個展]
- 2010
- 見えない庭,日本科学未来館(東京)
- 2006
- 児玉幸子展,ギャラリー坂巻(東京)
- 1996
- 児玉幸子展,コバヤシ画廊(東京)
[グループ展]
- 2023
- 国際会議Alife 2023, “Unconscious Relationship”展, 北海道大学, 2023.
つくばメディアアートフェスティバル2023,茨城県つくば美術館, 2023.
Utsutsu: A Liminalism of Japanese Contemporary Art after 2010s’, ぺラスギャラリー (ボストン), 2023.
文化庁メディア芸術祭25周年企画展, 寺田倉庫(東京),2023. - 2022
- Small Reboots by Japanese Artists展, ヴォイヴォディナ現代アート美術館(セルビア、ノヴィ・サド), 2022.
- 2021
- 調布メディアアートラボ Vision in Motion 2021,たづくり文化会館(東京)
VISION GATE展,羽田/成田空港(東京・千葉)
新竹取物語,生越ブリュワリー(埼玉)
根本健一の世界,つくば文化郷(茨城)
パナソニックセンター東京AkeruE常設展示(東京) - 2017
- ArtFutura Roma: Digital Creature, エクス・ドガーナ(ローマ)
Nuit Blanche KYOTO 2017,清課堂(京都)
文化庁メディア芸術祭石垣島展,石垣市民会館(沖縄)
Imaginary Guide: Japan, アート・アーセナル(キエフ) - 2014
- Boundless Fantasy: Multimedia Art from East Asia,ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校チャールズ・B・ワン・センター(ニューヨーク)
Ankoku,ギャラリー・ダ・エンド(パリ) - 2013
- 文化庁メディア芸術祭山梨展,山梨県立図書館(山梨)
Turbulences II,アンパン男爵邸(ブリュッセル)
We are in complete control,3階(ヨーテボリ)
Lille 3000, Natures Artificielles,サン・ソヴール駅(リール)
青森EARTH 2013―すばらしい新世界 再魔術化するユートピア,青森県立美術館(青森)
魔法の美術館展, 宮崎県立美術館(宮崎)・熊本市現代美術館(熊本)・上野の森美術館(東京)・金沢21世紀美術館(石川)・岡山シティミュージアム(岡山)
Design Shanghai,上海当代芸術博物館(上海) - 2012
- MEDIA GEIJUTSU Flow & Bright,GYRE(東京)
Transmurtation,ハイライン・ロフト(ニューヨーク)
Art Rock Festival: Pavillon des Arts Numériques,サン=ブリュー美術館(フランス)
Turbulence,エスパス・ルイ・ヴィトン(パリ)
Sachiko Kodama ‘Breathing Chaos’ video and photo exhibit, Hester Chan Fine Art(ロンドン)
夢現代∞美術展,浜田市世界こども美術館(鳥取)
魔法の美術館,夢みなとタワー(鳥取)・松坂屋美術館(愛知) - 2011
- Art Futura XXI,アルホンディガ・ビルバオ(ビルバオ)
Left to my own devices,INSPACE(スコットランド)
魔法の美術館,盛岡市民文化ホール(岩手)・たけはら美術館(広島)
Close Your Eyes and Tell Me What You See,ヨーテボリ美術館(スウェーデン)・バルティオブオリ天文台(フィンランド)
「呼吸するカオス」(「感じる文学-動く・触る・薫る」展上映会、佐世保市博物館島瀬美術センター) - 2010
- サイバーアーツジャパン―アルスエレクトロニカの30年,東京都現代美術館(東京)
Silicon dreams: Art, Science & Technology in the European Union,TABAKELERA(サンセバスティアン)
Ars Electronica – Poetry of Motion,アウトモビール・フォーラム・ウンター・デン・リンデン(ベルリン)
魔法の美術館,大分市美術館(大分)
文化庁メディア芸術祭イスタンブール展,ペラ美術館(イスタンブール)
文化庁メディア芸術祭巡回企画展札幌展,札幌芸術の森センター(北海道)
日本科学未来館メディアラボ第8期「見えない庭」展(東京)
‘Big In Japan’ Exhibit(オーストラリア) - 2009
- 僕とアートの夏休み,市原市水と彫刻の丘(千葉)
Device Art Exhibition,アルスエレクトロニカ・センター(リンツ)
Device_art 3.009,コンテナ(クロアチア)
Art Future 2009,オディトリオIMAGINA(バルセロナ) - 2008
- Sculpture in Motion: Art Choreographed by Nature, アトランタ植物園(ジョージア)
機械と心―デジタルアートとニューメディア,ソフィア王妃芸術センター(マドリッド)
アンディ・モーゼス, 児玉幸子, エーヴェルト・ヒルゲマン,サミュエル・フリーマン・ギャラリー(サンタモニカ)
SIGGRAPH ASIA 2008, Art Gallery: Curated Show,サンテック・シンガポール国際会議 展示場(シンガポール)
国立科学工芸博物館常設展示(台湾) - 2007
- 南九州の現代作家たち―Message 2007,都城市立美術館(宮崎)
文化庁メディア芸術祭10周年企画展「日本の表現力」,国立新美術館(東京)
Electronic Alive IV,タンパ大学スカーフォン・ギャラリー(フロリダ)
文化庁メディア芸術祭2007上海展,上海都市彫刻芸術センター(上海)
文学の触覚,東京都写真美術館(東京)
「ユビキタス・メディア アジアからのパラダイム創生」展,東京大学(東京)
WIRED NextFest,Los Angeles Convention Center(ロサンゼルス) - 2006
- 文化庁メディア芸術祭デバイスアート展,東京都写真美術館(東京)
エレクトリカルファンタジスタ,BankART Studio NYK(神奈川)
Woman’s Perspective in New Media,Bitforms Gallery Seoul(ソウル)
SIGGRAPH 2006 Art Gallery“N-Space”Exhibition(ロサンゼルス) - 2005
- 超(メタ)ヴィジュアル―映像・知覚の未来学,アンギャン=レ=バン・アートセンター(フランス)
デジタルアートフェスティバル東京2005,パナソニックセンター(東京)
VIDEOEX 2005 International Experimental Film & Video Festival(スイス)
The Ninth Annual MadCat Women’s International Film Festival(サンフランシスコ) - 2004
- Navigator: Digital Art in the Making,国立台湾美術館(台中)
Time/Space, Gravity, and Light,スカーボール文化センター(ロサンゼルス) - 2002
- 映像体験ミュージアム展,福井県立美術館
日本媒体芸術作品展2002,中央美術学院美術館(北京)
Mood River, Wexner Center for the Arts(オハイオ)
Cibervision’02, Conde Duque Cultural Centre(マドリッド)
文化庁メディア芸術祭 受賞作品展 東京都写真美術館(東京) - 2001
- プログラム・シード展,京都芸術センター(京都)
インタラクション’01―拡張するイメージとの対話,ソフトピア・ジャパン・センター(岐阜)
SIGGRAPH’01 Art Gallery(ロサンゼルス) - 2000
- ZONE展,Para Globe(東京)
- 1997
- 名古屋国際ビエンナーレARTEC’97
- 1995
- 名古屋国際ビエンナーレARTEC’95
[主なアートフェア等]
[ミュージアム展示品制作 Commission Works]
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- Ars Electronica Center(リンツ)
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- 沖縄こどもの国ワンダーミュージアム(沖縄)
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- 国立科学工芸博物館(高雄,台湾)
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- パナソニックセンター東京クリエイティブミュージアムAkeruE(東京)
[コレクション]
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- 都城市立美術館 Miyakonojo City Museum of Art(宮崎)
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- Boghossian Foundation(ベルギー)
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- ArtFutura(スペイン)
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- 3:e Våningen(スウェーデン)
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- M.A.D. Gallery(スイス)
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- Leeum(韓国)
- 日本、韓国、中国、シンガポール、香港、オーストラリア、スイス、ベルギー、フランス、アメリカの個人コレクター、企業によるコレクション。